漫画「美味しんぼ」鼻血描写で物議、福島県民「風評被害」という

4月28日、小学館が発売した「ビッグコミックスピリッツ」5月12日19日合併号に

掲載の漫画「美味しんぼ」(雁屋哲作・花咲アキラ画)で福島第一原発を訪れた

主人公らが鼻血を出すシーンが描かれていることで、問い合わせが相次いでいるという。

Sponsor Link

漫画は、主人公で新聞記者の山岡士郎が取材で福島第一原発を訪れた後、東京

に戻ってから疲労感を訴え鼻血を出す。井戸川克隆、前福島県双葉町長も、「私も出る」

「福島では同じ症状の人が大勢いる。言わないだけ」などと発言。

一方では主人公の山岡を診た医師が「福島の放射線とこの鼻血とは関連づける

医学的知見がありません」というシーンもあり、小学館同誌編集部では

「風評被害を助長する意図はない。」としている。

 

原作者の雁屋哲作氏は、2011年11月〜13年5月に福島第1原発の敷地内などを

取材しており、「帰って夕食を食べている時に、突然鼻血が出て止まらなくなった」

「同行したスタッフも鼻血と倦怠(けんたい)感に悩まされていた」と語っていた。

井戸川双葉町前町長は、28日の毎日新聞の取材に対し、「雁屋さんに取材されて

答えたことがそのまま漫画になっており、(描写や吹き出しの文章は)本当のことで、

それ以上のコメントはない」と話したという。

【ネタ元 毎日新聞 2014年04月29日 11時27分(最終更新 04月29日 13時20分)】

 

同じネタを伝える福島民友新聞は、

……同誌編集部に「風評被害を助長する内容ではないか」などとする批判

相次いで寄せられていることが29日までに分かった。

双葉町からいわき市の仮設住宅に避難する直売所経営松本正道さん(50)は「原発事故以降、双葉町には何度も入っているが、鼻血や体のだるさを覚えたことはないし、周囲でそのようなことを訴えている人もいない」と指摘。「多くの人が読む有名な漫画だからこそ、原因がはっきりしないことを書いてしまえば、あたかもそれが真実なのだと誤解される恐れがある。一町民として、極めて遺憾に思う」と批判した。
 また、福島市の派遣社員羽田利秋さん(64)は「作者は県民の意識をよく理解していない。安易な取材で、このような表現をしてほしくない」と憤った。

【福島民友ニュース 2014年4月30日】より一部引用

 

この2つの新聞は同じニュースを伝えているのだが、全く感じ方が違う。

 

しかし、実際に漫画作家の雁屋氏が福島第一原発を訪れた2011年

(事故からまだ一年経っていない時期)の新聞記事では、

こんな記事もあった。

 

三月下旬に郡山市に戻った。すると小学校一年の長女(六つ)が、四月上旬から三週間、鼻血が出続けた。このうち一週間は両方の鼻から大量に出血。耳鼻科で診察を受けたが、「花粉症では」と言われた。「花粉症なんて初めて言われたし、普段は滅多に鼻血を出さないんですけど…」と母親は言う。長男(二つ)も四月下旬から五月に鼻血を出し続けた。

「子に体調異変じわり 大量の鼻血、下痢、倦怠感」 東京新聞2011.6月11日

(Goodbye! よらしむべし、知らしむべからずより)

 

鼻血と放射線との因果関係はわからないと言われているが、それなら

鼻血がなぜ?

 

福島県内の甲状腺がんの子どもの発生率が一般の10倍以上というのに放射線との

因果関係は認められないとする医師の見解とまったく同じだ。

雁屋氏は取材をして描いており、双葉町元町長もありのままを述べたとしている。

それなら「風評」ではないのだ。

「風評被害」というのは根も葉もないうわさで、経済的に被害をうけてしまうことを

いい、事実は別のところにあるのに…という意味が含まれている。

 

いつも思う、「風評被害」って言うけど、本当は「風評」じゃないんではと?

 

 

 

 

 

    
data-matched-content-rows-num="4,2" data-matched-content-columns-num="1,2"

コメントを残す

お買い得情報




サブコンテンツ

このページの先頭へ