新元号「令和」の元ネタは中国の「文選」という皮肉…
新元号の件で面白かった記事はこれ。リテラの記事だ。万葉集から取ったつもりが、万葉集のその和歌も漢籍の素養からくるものであったという話である。元ネタでは中国の役人が腐敗した政治に嫌気がさして、故郷に戻った晩年に書いたものだという。
https://lite-ra.com/2019/04/post-4640.html リテラ2019.04.03 11:40
まさにSNS時代。あっという間に古典に詳しい人からネットを通じて拡散していく。
新元号「令和」の出典、万葉集「初春の令月、気淑しく風和らぐ」ですが、『文選』の句を踏まえていることが、新日本古典文学大系『萬葉集(一)』https://t.co/2VXbiq7Iw8 の補注に指摘されています。
「「令月」は「仲春令月、時和し気清らかなり」(後漢・張衡「帰田賦・文選巻十五)」とある。」 pic.twitter.com/wBqpNVWN0M— 岩波文庫編集部 (@iwabun1927) 2019年4月1日
「令和」の句を含む後漢・張衡「帰田の賦」。たとえば『文選詩篇(二)』☞ https://t.co/FSNtO4F72i では、こんな風に訓読されています。
「仲春の令(よ)き月、時は和らぎ気は清し」。 pic.twitter.com/gk1v7U0U3p— 岩波文庫編集部 (@iwabun1927) 2019年4月1日
自らの政権とそっくりな不正と忖度官僚の跋扈を嘆いた中国の役人の言葉を元ネタとする元号。この「令和」という元号名が実は「安倍首相への皮肉とを込めて提案されたものではないか」などという憶測まで飛び交っている。「令和」の考案者が護憲運動にも関わったことのある文学者・中西進氏でもあった。
— ゆみ (@yumidesu_4649) 2019年4月3日
令和、いろいろ言われてますね。万葉集からと安倍たちは言ってるが、当時は中国の「文選」を文化人たちは暗記するほど参考にしていたらしく、大伴旅人「梅花の歌」は、明らかに張衡「帰田賦」の「於是仲春令月 時和気清」の本歌取りみたいなもの。嫌われた「順帝」の父が「安帝」というのも皮肉だな。 pic.twitter.com/88Rg8fO4yF
— あしみじかじいさん (@hym1343myh) 2019年4月2日
ご本人にしか知るよしのないことだけど、これ予想通りだったら学者として最高の皮肉。めちゃカッコいい。
安倍政権と酷似「令和」元ネタは腐敗政治を嘆く内容だった https://t.co/6cpR6bcDTj #日刊ゲンダイDIGITAL
— kbucy (@kbucy1) 2019年4月6日