北海道北見市390グラムの超低出生体重児元気に退院、奇跡の命
6月2日、わずか390グラムの超低出生体重児として5か月前に生まれた男児が
北海道の北見赤十字病院から退院した。退院時の体重は3636グラムで後遺症もなく、
命の奇跡に両親も喜びをかみしめている。
昨年、12月27日に市内の別の病院から緊急搬送されてきた母親は、妊娠25週と3日
で妊娠中毒症と診断され、即日帝王切開手術を受け、男の子を出産。390gの小さな
赤ちゃんは自力呼吸ができないため、NICU(新生児集中治療室)に移された。
体の機能が未熟なため、超低出生体重児には、常に合併症の危険が伴い、後遺症が
残る不安もあった。脳性マヒや視力障害などが残る場合もあり、病院側も「390gでは
後遺症もあるかもしれない」との思いがあったという。
しかし、そんな周囲の心配をよそに男の子は日に日に元気になり、すくすくと成長、
人工呼吸器もはずされ、ミルクも飲めるようになった。
そして迎えた退院の日。後遺症もなく、今後の治療も特段必要がない。
順調にいけば、2歳ころには同年代の子どもの大きさと変わらなくなるという。
【ネタ元 北海道新聞06/07 07:00 】
超低出生体重児として生まれた赤ちゃんが後遺症もなく、元気に大きく育ち、
退院したというニュースは本当にうれしくなる。
退院時の母親の言葉は「奇跡に近い。病院のみなさんには感謝の言葉しかない。
とにかく元気に育ってほしい。」だった。
命を救ってくれた病院への感謝と、兎に角赤ちゃんが無事に元気に育つことだけを
祈るような気持ちである。
私たちは母親として子どもを産んだ時には子どもが元気に育つことだけを
望んだはずなのに、子どもが成長するにつれて、「勉強ができるように」だとか
「運動ができるように」と要求するようになる。そして「人並み」か「それ以上」を要求する
ようになる。
子どもは「みんなちがってみんないい」はずなのに。
本当は子どもが無事に育ってくれることだけで親は幸せなのだ。