マイナンバー制度、個人番号カードは作成待った方がいい?

10月11日、住民一人一人に番号を割り当てるマイナンバー制度について下記のような記事が東京新聞に出ていた。いま行政では、個人のマイナンバーを知らせる通知カードの発送作業が行われており、今月20日頃から11月にかけて住民票のある住所に簡易書留で世帯ごとに届く予定になっている。

政府は、マイナンバー制度の利便性を強調する一方で、個人情報の流出やなりすましなど被害が懸念されるため、番号はむやみに教えないようにしてほしいとも注意喚起しているというのだ。

「税務署や市役所の担当者が電話や自宅訪問をして個人番号を尋ねることはない。番号はむやみに教えないようにしてほしい」。内閣官房のマイナンバー担当者はこう注意喚起する。

個人情報保護に詳しい清水勉弁護士は「よく分からないときはいったん電話を切るなどして、時間をずらすこと。その間に、市区町村や税務署などに問い合わせをすればいい」と説明。落としたり盗まれたりするのを防ぐため、給与所得者が勤務先に番号を伝える場合など法律で決まった手続きに必要なとき以外は持ち歩くべきではないという。

いったいどういうものなのか。マイナンバー制度について調べてみた。

 

今月末から自宅(住民票のある場所)に簡易書留で送られてくるのは何か?

住民一人一人の12桁の番号を知らせる通知カードというものが送られてくる。この通知カードは紙製で写真などもついていない。通知カードと一緒に個人番号カードの作成申請書が同封されている。

 

通知カードと個人番号カードはどう違うの?

今月から簡易書留で送付されるのは通知カードであり、通知カードと同封されている申請書に必要事項を記入して各市町村役場へ持っていくと、平成28年1月以降に渡されるのが個人番号カード。つまり申請しなければ個人番号カードは発行されない

通知カードは紙製だが、個人番号カードは写真入りのICチップ付きプラスティック製カード。

現在住基カードを持っている人はその有効期限まで個人番号カードを作成できない。

 

個人番号カードを作ると身分証明書にもなると聞いたけど?

写真付きの公的な身分証明書になることは間違いないけれど、身分証明書として使用することにはリスクもあるようだ。

以下東京新聞の記事引用

顔写真付きで、ICチップに個人情報が記録される個人番号カードの作成は、個人の自由だ。総務省の担当者は「就職、転職、出産育児、病気、年金受給、災害など多くの場面で個人番号の提示が必要となる。通知カードは運転免許証など他の本人確認書類が必要だが、個人番号カードがあれば一枚で済む」などと利便性を強調する。

 これに対し、上智大の田島泰彦教授(情報法)は「身分証明書として個人番号カードを使うと、情報流出やなりすましなど経済的な不正利用の可能性が高まるので作らない方がいい」と言い切る。

 「クレジットカードやポイントカードなどを通じて民間に集まったデータを個人番号で照合できるようになれば、買い物や移動の履歴などで人物調査がしやすくなる。テロ対策などの名目で政府が国民を管理する手段になりかねない」と危惧する。

 清水弁護士は「利便性を感じるか、リスクの方が大きいと感じるかはその人次第。申請はいつでもいいので、急ぐ必要はない。自分にとって『確かにこれは便利だ』と思えるまでは作るのはやめた方がいい」とアドバイスする。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201510/CK2015101102000122.html

 

マイナンバーはいつ、どんな場合に必要なの?

平成28年1月から社会保障・地方税・災害対策に関する事務やこれらに類する事務で、地方公共団体が条例で定める事務にマイナンバーを利用するため下記のような場合に提示を求められる。

 

●年金の資格取得や確認(行政へ)

●保険金の受け取りや口座の開設(金融機関へ)

●健康保険、雇用保険、年金などの手続き(勤務へ)

●給付雇用保険の資格取得や確認、給付(行政へ)

●医療保険の給付請求(行政へ)

●福祉分野の給付、生活保護 など(行政へ)

●奨学金の申請に(学校へ)

●税務当局に提出する確定申告書、届出書、調書などに記載(税務署へ)

●税務当局の内部事務 など(税務署へ)

●源泉徴収票の発行で(勤務先へ)

●被災者生活再建支援金の支給(行政へ)

●被災者台帳の作成事務 など(行政へ)

詳しくは政府広報で

http://www.gov-online.go.jp/tokusyu/mynumber/point/

 

 

<まとめ>
来年の1月からいろいろな場所でマイナンバーを求められる場合が多くなる。番号は今月送られてくる紙製の通知カードで事足りるため、大事に持って置き、当面これを使用する。ICチップ入りの個人番号カードにするのは様子を見てからで構わない。個人番号カードは身分証明にもなると言っている政府が「他人に番号を開示するな」とも言っており、身分証明として使用するのはまだリスクもあるようだから。

 

 

 

    

コメントを残す

お買い得情報




サブコンテンツ

このページの先頭へ