タワーマンションを有り難がる日本人は踊らされている?

 

三井不動産グループが販売した横浜市都筑区のマンションで、くいの施工不良による傾きが出て問題になっている。10月16日、杭うちを行った旭化成建材の社長が会見を行い、現場で計測ミスやくいが固い地盤に達していない状況のままセメントを入れた可能性があることを認めた。東京新聞によると、そもそもこの杭うち自体がきちんと行われたかどうかを自治体などがチェックすることもないらしい。

マンションに限らず、建物に関して言えば、購入する側は、きちんと施工が行われていると思っており、ずさんな工事だったかどうかなどわからない。その部分でうそをつかれると、消費者は、欠陥マンション、欠陥住宅であっても、住んでからわかるということになる。そんなことにならないように、施行している会社とは別の第三者のプロが施工の基礎部分の工事状況とデータをチェックする仕組みがあればいいんじゃないのかと思う。でも実際はそんなことしないらしい。

実は日本の国や自治体は、どちらかというと消費者寄りではなく企業寄りだからこういうことが起こるのでは?

日本の国や自治体が企業寄り…であることがわかる衝撃的な記事をみつけたのでこれを読んでほしい。ヨーロッパでは、1970年代イギリスで子どもの健全な発育に高層マンションがよくないという研究結果が出たことを受けて以降、20階以上のタワーマンションが作られていないというのだ。

大事なことが書かれているので一部抜粋引用しておく。

実は、先進国の中でタワー型を盛んにつくっているのは日本だけだ。特にヨーロッパではほとんどの国が高層住宅を半ば禁止している。例えば、イギリスでは1970年に「高層住宅に住むことは子供の健全な発育を阻害する」という調査が出て以来、ほとんどつくられていない。

 日本でも10階以上に住む33歳以上の女性は1~2階に住む27歳以下の女性に比べると、流産の危険性は約12倍という調査結果が出ている。これは95年に公衆衛生学が専門のある研究者が、当時の厚生労働省からの依頼を受けて行った調査結果の一部だ。ほかにも、高層階に住むことによる健康面での危険を示唆するデータがいろいろと出ている。

 こういった調査結果はマンション業界はもちろん監督官庁の国土交通省や厚労省に、意図的に無視され続けている…としか思えない。だから、今日も大量に建築され続けている。

 ただ、住み始めてから健康面での不調をきたし、転居する人もいると聞く。例えば、日本のタワー型は地震に備えた柔構造になっている。地震の揺れをしなやかさで逃す構造だ。そのため、地震でなくても上層階は風で微妙に揺れている。コップの水は波打たないが、お風呂にお湯を張ると分かるという。

 また、高速で上下移動するエレベーターには軽いG(重力)がかかっている。さらに100メートル上空と地上では気圧も違う。タワー型の住人は、そこを1日に何回も行き来する。普通の大人は平気だろうが、妊婦や子供にとって影響がないとは言い切れない。

 だからこそ、ヨーロッパの先進国ではタワーマンションに厳しい規制がかかっているのだろう。

 確かに、タワー型の上層階に住むメリットはある。しかし、それを手放しでは喜ばない方がいい。健康面でのリスクを、売主企業や販売担当者は絶対に教えてくれない。日本の場合、なぜか役所も沈黙している。消費者は自衛するしかないのだ。

住宅ジャーナリスト 榊淳司(さかき・あつし)氏 2015.10.8 20:41 zakzakへの投稿をIzaにて紹介

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確かに、高層階に生まれたときから住むと、高さの感覚が身につかない子どもになるということは前にも取り上げた。健康面もそうだけれど、感覚的なものへの影響もあると思われる。

タワーマンションだけでなく、ヨーロッパではIHも全く普及していない。もちろん消費者目線で、電磁波という害があるから。

タワーマンションやIHを有り難がっているのは日本人だけなのだ。日本という国は企業の経済活動が優先される国であるということ、肝に銘じた方がよさそうだ。いい買い物をしたと思って喜んで踊らされないように消費者側の私たちも考えなくてはいけないということだ。

    

“タワーマンションを有り難がる日本人は踊らされている?” への2件のフィードバック

  1. ポヨ より:

    The Shard(73階建て)

    (2013年竣工、53~65階が住戸)

    St George Tower(49階建て)

    (2014年竣工、総戸数約1,100戸)

    Saffron Tower(45階建て)

    (2016年竣工、総戸数約800戸)

    Strata SE1(43階建て)

    (2010年竣工、総戸数408戸)

    Pan Peninsula (48階建て+39階建て)

    East Tower:(48階建て、2008年竣工、総戸数356戸)
    West Tower:(39階建て、2008年竣工、総戸数430戸)

    Albert Point(29階建て)

    (2016年竣工、総戸数671戸)建設中・・・。

    Unex Tower(26階建て)

    (2015年竣工、総戸数260戸)

    これ全て最近に建てられた(建設中)のイギリスにあるタワーマンションです
    ざっと調べただけでもこれだけあったのですが
    引用はじめ 実は、先進国の中でタワー型を盛んにつくっているのは日本だけだ。特にヨーロッパではほとんどの国が高層住宅を半ば禁止している。例えば、イギリスでは1970年に「高層住宅に住むことは子供の健全な発育を阻害する」という調査が出て以来、ほとんどつくられていない。 引用終わり

    この部分と矛盾しているように思うのですが。
    説明をお願い致します。

    • kougetsu より:

      ポヨさま

      当ブログへお越しくださりありがとうございます。そうなんですね。住宅ジャーナリスト榊淳司さんのIZA!に投稿された元記事には「ほとんど作られていない。」という一文で片づけられていましたのでそのまま鵜呑みにしておりました。
      日々いろいろなニュース記事を読んで感じたことを書いておりますので、元記事の検証まではできておりません。
      イギリスではタワーマンションが全く作られていないような記事の書き方ですが、本当は作られているとのことですね。確かにたくさんのタワーができており、サイトも見ましたが、50万ドルから300万ドルのハウスもあるようでかなり高額で販売されていますね。ご指摘ありがとうございます。

      ご質問の趣旨とはそれると思いますが、ロンドンでは10年くらい前までは近代的な建物に住まうより、ジョージアンやヴィクトリアンの建物を改修して使うことに意味がある、古ければ古いほどいい、代々伝わるアンティークを大切にし、美しい伝統ある建物に住まうことこそステイタスというような感じがあったようなのですが、それは変わってきたのでしょうか。
      きっと価値をどこに置くかですね。多様性の時代、生活のスタイルもひとそれぞれ。素晴らしい景色を重視する人にとっては、「高層住宅に住むことは子供の健全な発育を阻害」など言っていられなくなったということでしょうか。

      電子レンジの説もありますよね。電子レンジは基本、「健康には悪い」ものだとロシアでの調査結果がでていましたが、いまでは各家庭に一台置いているし、「便利」を知れば「健康に悪い」などと言っていられなくなったということ。同じことが起こっているのかもしれません。

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