各紙でみる福島県子どものがん甲状腺検査の結果について 

福島県は6月6日、福島第一原発事故当時18歳以下の38万人を対象とした2巡目の甲状腺検査であらたに2016年1月から新たに15人ががんと診断されて、がんと確定した子どもは計131人となったと発表した。

甲状腺検査は2011年の秋~2014年3月までの1巡目検査と2014年度(2014年4月~2015年3月)と2015年度(2015年4月~2016年3月)までの2巡目検査に分けて集計している。

2016年3月時点でがんが確定および疑いがあるとされたのは合計で173人。一巡目検査で116人、2巡目検査で新たに57人ががんであるとされた。1巡目では116人のうち102人が手術を受けて1人が良性、101人ががんと確定、2巡目は57人のうち30人が手術を受けがんと確定した。

福島県ではチェルノブイリと比較しても「被ばくの影響はかんがえにくい」としている。

【ネタ元 朝日新聞2016年6月6日21時43分

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いやこれは数字のマジックともいうべき話。朝日新聞の記事を読むとよくわかったのだが、他紙の記事の見出しだけみると、30人という数字が踊る。30人というのはいったいどの部分を取った数字なのか。
甲状腺がん、30人に増加=18歳以下検査2巡目―福島県 時事通信

この見出しが皆がよく見るYahooニュースでとりあげられていた。そのため、ネットのニュースでは30という数がピックアップされる結果に。

30人というのは2巡目の検査だけでさらに手術をしてがんだと確定した子どもの数なのである。それも本当の数字だけれど、福島第一原発の事故から今年の3月までの約5年間にがんであると診断された小児の数は173人なのである。(この中の1人のみ良性だった)同じニュースでも切り口によって印象が変わってくるのだ。

そもそも1巡目とか2巡目とか分けられているのは数の印象を操作するためなのかもしれないと思う。

 

以下同じ記事を報道しているのだが、各紙の見出しはこちら

 

小児甲状腺がん131人 被曝影響「考えにくい」 福島 朝日新聞 …甲状腺検査の全貌がよくわかる記事

福島原発事故  当時5歳が甲状腺がんの疑い 毎日新聞 … 切り口は当時5歳の一件を取り上げている。1巡目については数字を出していない。2巡目は30という数のみ掲載。

事故当時5歳男児「甲状腺がんの疑い」 読売新聞 …切り口は当時5歳以下の男児の一件について。1巡目については数を出していない。2巡目の数のみ掲載。

 

同じ記事でも切り口で印象が大きく変わるものである。

ちなみに産経新聞や日経新聞はニュースとして取り上げていなかった。

    
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