赤ちゃんの予防接種を拒否して「親権喪失」九州の家裁で決定

6月7日、共同通信の取材によると、3月に九州の家庭裁判所で乳児への予防接種を拒否した母親に対し「親権喪失」とする裁定をしていたことがわかった。児童相談所が、母親が「子どもの利害を侵害した」として「親権喪失」の審判を申し立てていた。

家庭裁判所は児童相談所が昨年母親の育児放棄により乳児を一時保護していた経緯も重視し、予防接種の拒否の理由が医学・思想上の問題ではなく「児相職員への感情的反発である」と認定し、「親権喪失」の措置をとったもの。

【ネタ元 共同通信2016/6/8 06:00

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民法は平成24年4月より改正されており、親権についても下記のPDFのようになっている。

http://this.kiji.is/112959496274706435?c=39546741839462401

つまり親権停止というものと親権喪失があり、停止は2年という年限が定められているが、喪失は年限が定められていないものである。

今回の報道では「予防接種拒否」が元で母親に「親権喪失」を言い渡したもので先進的な裁定だという。

経緯についての詳細は毎日新聞に載っていた。

関係者によると、乳児は昨年夏、母親によって自宅玄関前に放置され、通告を受けた児相がネグレクトと判断して一時保護した。児相は、育児環境を考慮して乳児を里親に委託する道を探ったが、法律で定められた予防接種を受けていないことが障壁となり難航。予防接種には原則保護者の同意が必要で、児相は母親に同意するよう求めたが、拒否されたり返答を得られなかったりした。

 児相はこれらの経緯を踏まえ家裁に母親の親権喪失の審判を申し立てた。家裁は、母親の対応の背景に児相への反発心があると判断。「不当な目的で養育態度が著しく不適当。感染症に罹患(りかん)する危険がある上、里親委託にも支障があり、子どもの利益を著しく侵害している」と予防接種拒否の問題点を指摘し、ネグレクトとの両方を柱に親権喪失の決定を出した。

http://mainichi.jp/articles/20160608/k00/00m/040/149000c

子どもの予防接種について親が積極的に接種させない場合もあるかと思う。今回の事例を見る限り、予防接種を拒否したら即親権喪失というわけではないようだ。しかし、赤ちゃんの場合は決められた予防接種や検診への参加がない場合、親の育児放棄=ネグレクトとつながっていることについても注目されており、今後予防接種を受けないという選択肢はなくなっていくのではないかと思われる。

 

    

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