超低出生体重児277グラムの赤ちゃんが退院、静岡県立こども病院
2月28日、静岡県立こども病院を昨年8月に277グラムで生まれた超低出生体重児の女の子が退院した。退院時の体重は2.7キロと誕生時の10倍になり、経過観察は必要なものの、「正常発育が見込める」として退院。
赤ちゃんは妊娠26週を過ぎた昨年8月に帝王切開にて肺の発達が未熟な状態で生まれ、約2か月間集中治療室で呼吸を管理した。その後生後12日目に重い感染症にかかるなどしたが、回復。退院後も酸素吸入が必要な状態だが、1年ほどで不要になる見込みだ。
300グラムに満たない赤ちゃんが生存して退院するのは世界でも稀だという。
【ネタ元 共同通信 2014/02/28 19:11 】
Wikipediaによると、いままで無事に育った世界で最も小さい低出生体重児は、アメリカイリノイ州で、2004年、260グラムで生まれた女の赤ちゃんだという。
また、日本で最も小さかったのは、2006年10月に慶應義塾大学病院で妊娠25週目に265グラムで生まれた女児である。
いずれも女の子であることに改めて”女性”の生命力の強さを感じる。
1000グラム未満で生まれてきた赤ちゃんを超低出生体重児と呼んでいるが、以下は超低出生体重児を産んだママたちの声。
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私は、2006年7月に25週3日で746㌘の女の子を出産しました。もうすぐ3歳のお誕生日を迎えます。 涙、涙の出産でした。未熟児の世界・・・かけがいのない我が子を身ごもっておきながら、いかに自分自身が無知であったかを思い知らされました。 もっと慎重に生活していれば・・・と自分を責める毎日でした。人工呼吸や沢山の点滴に繋がれた我が子を笑顔で受け止められるようになるまで、どれだけ涙を流したでしょう。 3年が経とうという今でも、あの頃の我が子を思うと涙します。 産まれた時はとても不安で悲しくて〝どうして・・・?〟と落ち込んでばかりいました。だけど子供から教えられる事って沢山あるんですね。我が子が生きようと一生懸命頑張っている姿を見て〝強くならなくては〟と胸をしめつけられました。 本当にいろいろな方に支えられて、愛されて日々成長していく我が子をみながら泣いたり笑ったりいろいろな思いをしてきました。私たち夫婦が親として成長するための機会を沢山与えてくれました。大きすぎる壁もありましたが、1つずつ、1歩ずつ乗り越えてくれました。 一生分の苦しみを今体感しているのだから・・・これから先は楽しい事が山のように待っている、そう信じて見守るしかないのですよね。 いつか笑って話せる日がきっときます。 我が子もすくすくと成長してくれて、生意気ばかり言うようになりました。 身内の間では〝奇跡の子〟と呼ばれています。
一人目、二人目と普通に出産できたのに、何故??という気持ちがありました。3人目ということで、慣れてしまって、食事も不規則、仕事も朝8時から夜中の11時くらいまでしてました。今、思えば、全部自分の不規則な生活がおなかの子を苦しめていたんだなと思います。皆様のコメントを見て、私だけが不安なんじゃないと思い、これからもがんばっていこうと思います。
でも、他にも沢山戦ってる家族の方がいるので、私も日々生きていこうと思っています
身体は小さく、病気はよくしますが、大きな障害もなく 今では、元気に保育園に通っています♪
年長の運動会の徒競走では、普通に生まれた子達を抜かして、1等賞になりました!リレーもバトンを1位で渡すことができました。ワンパク過ぎて困るくらい、元気に成長してくれています!
4月からは、小学1年生の普通クラスに通えることになりました!思い返すと…退院後の1週間が、一番不安でした。その後も、肺疾患もあり 風邪を引かせたら命に関わると、言われて 冬中 引きこもりました。
保育園入園までの三年間は、スゴく長く感じましたし、ノイローゼになりそうな日々もありましたが…未熟児仲間と出会い、情報交換など交流しながら 乗り越えてきました!
今でも、何でも話せて 仲良しなNICU出身の仲間に出会えたのも、我が子のお陰だと思っています。
出産は、母子ともに命懸けだと言うことを身を持って体験できました。
2人目も、悩みましたが ぜひ兄弟を…と、いう思いで、妊娠 37週の予定帝王切開まで、緊急入院なく 無事に産むことができました。
今では、激しい兄弟ゲンカもありますが、お兄ちゃん大好きな弟もいて、毎日 幸せいっぱいです!
家族は勿論、本当にたくさんの方に支えられてきました。
声はNHKオンラインピープルより引用
低出生体重児・超低出生体重児とは
昔はひとくくりに「未熟児」と呼ばれた赤ちゃん、最近は出生時の体重により、2500g未満の赤ちゃんのことを「低出生体重児」と呼ぶそう。低出生体重児の中でも1000g未満で生まれた赤ちゃんを「超低出生体重児」と呼んでいる。
低出生体重児の割合
全出生数は年々減っているにもかかわらず、低出生体重児の割合は年々増え続けており、平成24年では、赤ちゃんの9.6%が2500g未満で生まれているようである。
低出生体重児のリスクって
赤ちゃんそれぞれに違いはあるものの、早産で生まれた場合は免疫力が低く感染症にかかりやすいなどのリスクがあるという。
なぜ低出生体重児が生まれるのか
いろいろな因子があり、一概に言えないが、赤ちゃんには母体の状態が重要であることはもちろんである。
低出生体重児を産んだお母さんを調べたところ、
●妊娠1年前のBMIが19.5未満の人が多い(やせ型)
※BMI(Body Mass Index)は身長からみた体重の割合で、肥満度がわかる指数。
[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]の計算式で計算できる。標準は22とされている。
http://www.health.ne.jp/check/bmi.html
●コンビニ、スーパーなどの総菜利用が多く、外食好き、スナック菓子をよく食べる
●ダイエットで食事制限をしたことがある
妊娠後も同じような食事内容で食事制限してしまう妊婦が多く、赤ちゃんの栄養不足を招く可能性がある
●偏食傾向がある
●妊娠中の喫煙、飲酒
●多胎児
双子や三つ子など多胎児が増加しているため低出生体重児が増えている。
●高年出産
●早産
などの要因があった。
<参考文献>
妊娠前の母親の食生活・栄養状態と低体重児出産との関連2010/03/10
低出生体重児出生率増加の背景
上記に当てはまる方は要注意。赤ちゃんが生まれる1年前から母体を整えるといいようだ。
妊活中、妊娠中は母体を整えたい。
妊娠中に必要な主な栄養って何?
①鉄分
鉄分の不足は早産になりやすく、難産になるといわれるため、積極的に摂りたいもの。
②カルシウム
赤ちゃんは母体からカルシウムを吸収して成長するため、母体はその分をプラスして摂取したいもの。30歳から49歳では約700ミリグラム必要なカルシウム、お腹の中の赤ちゃんが毎日摂取する約200ミリグラム分はプラスしてカルシウムを摂取するとよいという。(一日約900mg)
②葉酸
赤ちゃんを望む女性には1日400マイクログラムの葉酸摂取を厚生労働省は推奨している。葉酸を十分に摂取することで、二分脊椎や無脳症などの障害のリスクを低減できるという。
https://allabout.co.jp/gm/gc/301347/
私の場合
こんなに毎日食べられない、でも必要な栄養素だし…ということで葉酸だけは妊娠中サプリで補給した!!…
私の場合は貧血気味だったので妊娠初期から鉄剤が出て、毎日かかさず摂取していた。カルシウムは特にサプリではなく、日常のおかずで補う感じ。
葉酸は、妊娠8ヶ月くらい、お腹の赤ちゃんの脳が発達しはじめる頃から毎日サプリで摂っていた。「頭がいい子になりますように」って…葉酸は食生活で摂り切れないことがわかっていたので安心できるサプリを上の子のときも下の子の時も摂った。
低出生体重児として生まれても問題なくすくすく育つ赤ちゃんもたくさんいる。早産でなければ、出生時の体重が多少、少ないからといって気にすることもないと思う。
ただ早く外の世界に出てしまうより、ママのお腹の中にできるだけ長くいられた方が感染症などのリスクも少なく安心ではないだろうか。
だから早産にならないよう、なるべくママのおなかの中を赤ちゃんが居心地のいいように快適にしてあげられたらと思うのだ。
タグ:超低出生体重児
うちの子は370gで生まれ、3歳になる現在90cm/12kgと一般の成長平均内にはいりました。
言葉が遅いのと視力が弱めですが、元気に駆け回っています。
いっそ大きくなりすぎて、小さすぎた頃が懐かしいです(笑)
成長は遅くとも、確実に追い付くのを感じれますので、悩むより今の子を愛でてください。
ここに書かれている皆様の子が元気に大きく成れることを願ってます。
お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。お子様無事お育ちになり
本当によかったですね♪ そしてコメントを入れて下さったことうれしく
思っております。きっと皆様の励みになることと思います。
ご縁があり当サイトにいらしてくださいましてありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します♪
私は現在21歳、妊娠23週の双子ちゃんママです。
1児ちゃんは平均的な成長ですが、2児ちゃんが半分以下の体重です。
地元の病院にかかっていましたが、
異常が見つかり少し離れた大きい病院へ移転しました。
大きい病院に受診当日、即入院になりました。
1週間の管理入院してみて結果、現状はあまり良くはなっていません。
退院は出来るものの週1の通院が条件です。
しかし、私を始め旦那、家族は2人とも諦めてないし、この子たち特に2児ちゃんの生命力を信じてます。
ここを見て可能性があると改めて知ったので、更に希望が見えて来ました。
嬉しくてつい書き込んでみました。
双子プレマタ様
当ブログへお越しくださりありがとうございます。お子様のご誕生を心待ちにしていらっしゃると思います。きっときっとお二人とも無事でお生まれになります。
お体大切になさって下さいね。
妊娠中は景色がすべてが輝いて見えるほど誇らしげな気持ちになるものですよね。私もそうでした…♪赤ちゃんの、それも双子ちゃん!の母と思うだけで強くなれますよね。
ママの気持ちがゆったりしていればきっとお子さんにも伝わります。あまりご心配なさらずにお過ごしくださいね!
偉そうなことを書きましたが、応援しております。
ご返信ありがとうございます。
そう言ってもらえて本当に光栄です。
改めてここを見つけて良かったなと思いました。
いいご報告を出来るように母子共に出産まで気を抜かずに頑張ります。
本当にありがとうございます( ¨̮ )