平成25年虐待児相通告児童2万人超え、福祉犯増加傾向と警察庁発表

2013年に全国の警察が虐待を児童相談所へ通告した18歳未満の子どもは、

2012年に比べて5216人増の21,603人で2万人を超え、過去最多となったことが

警察庁のまとめでわかった。

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統計を取り始めた2004年は962人の通告だったのが10年間で約20倍になった。

警察庁の担当者は、「社会的な関心が高まり、病院や学校だけでなく近所の人からの

通報も増えていることが影響している」とみている。

【ネタ元 東京新聞2014年3月6日 夕刊】

 

虐待件数は全国の警察がなんらかの情報を得て児童相談所へ「この児童は

虐待されている疑いがありますよ。」と通告した件数なので実際はもっと

多いと思われる。

社会的に虐待に対する認識度が上がってきているために通報が増え、

結果、虐待の通告件数が増えたという。この社会の認識レベルの違いが

どれくらいの影響しているかは不明なので、一概に10年前から虐待件数が

20倍に増えたとは言えないが、かなり増えていることには間違いない。

しかし皆の虐待に対する認識が高まって、小さな情報のかけらでも子供を救う

可能性が増えたという点で社会的には評価できると思う。

 

以下は警察庁の発表した平成25年1月から12月まで実際にあった児童虐待事例。

 

<児童虐待事件>

ア 同居の祖父による殺人事件(警視庁)
25年1月、祖父(66歳)は、生活苦等を理由に同居の女児(9歳)を殺害しよう
と企て、自宅において就寝中の女児の首を絞めるなどして殺害した。
同月、祖父を殺人罪で検挙した。

 

イ 実母による保護責任者遺棄致死事件(群馬)
25年2月、実母(37歳:外国籍)は、栄養不足等により発育不良状態にあった次
女(3歳)の世話を長女(14歳)に任せ、他に適切な保護の手段を講じないまま同
女を置き去りにして帰国し、次女を餓死させた。
6月、実母を保護責任者遺棄致死罪で検挙した。

 

ウ 同居の男による傷害致死事件(広島)
25年4月、実母と内縁関係にある同居の男(26歳)は、自宅において実母の長男
(2歳)に対し、両腕を掴んで前後に強く揺さぶり、急性硬膜下出血による脳圧迫
で死亡させた。
5月、男を傷害致死罪で検挙した。

 

エ 実父による傷害致死事件(宮崎)
25年7月、実父(44歳)は、自宅において、次男(5歳)が言うことを聞かない
ことに腹を立て、次男の背部等を棒で多数回殴るなどの暴行を加え、全身打撲の傷
害を負わせて死亡させた。
同月、実父を傷害致死罪で検挙した。

 

オ 実父による傷害致死事件(大阪)
25年9月、実父(38歳)は、自宅において、次女(1歳)が懐かず泣くのにいら
立ち、床に落として頭部に衝撃を加え、頭蓋内損傷等の傷害を負わせて死亡させた。
10月、実父を傷害致死罪で検挙した。

 

 

また、福祉犯罪が急増している。

福祉犯とは、少年の心身に有害な影響を与え、少年の福祉を害する犯罪

のことである。

 

<福祉犯事件>

ア 児童買春事件

(ア)中学生に対する児童買春事件(長崎)
25年1月、会社員の男(33歳)は、携帯電話の無料通話アプリのID交換掲示
板を通じて知り合った女子中学生(14歳)に対し、現金を対償として供与する約
束をしてわいせつな行為をした。
5月、男を児童買春・児童ポルノ禁止法違反で検挙した。

 

(イ) 中学生に対する業としての児童買春周旋事件(埼玉)
25年2月から3月までの間、風俗店従業員の男(22歳)らは、出会い系サイト
上で男性遊客を募るなどして女子中学生(15歳)を引き合わせ、業として児童買
春を周旋した。
11月、男ら3人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反で検挙した。

 

イ 児童ポルノ事件

(ア)ホームページを利用した児童ポルノ製造事件(静岡)
25年7月、高校教諭の男(47歳)は、自身が開設するアイドル情報のホームペ
ージを通じて連絡してきた小学生女子児童(11歳)に対し、「裸の画像を送れば、
人気アイドルグループのメンバーと話ができる。」などと要求し、児童自身の携帯
電話のカメラ機能を利用して、児童の裸を撮影させた上、メールで画像を送信さ
せた。
10月、男を児童買春・児童ポルノ禁止法違反で検挙した。

 

(イ)携帯ゲーム機を利用した児童ポルノ製造事件(茨城)
24年11月から12月までの間、会社員の男(44歳)は、インターネットの掲示板
で知り合った小学生女子児童2人(11歳、12歳)に対し、インターネットを通じ
て通信する携帯ゲーム機のソフトを利用して、児童に対して裸の画像を送るよう
に要求した上、ゲーム機のカメラ機能により撮影した児童の裸の画像を送信させ
た。
25年11月、男を児童買春・児童ポルノ禁止法違反で検挙した。

 

(ウ) 多数の小・中学生等に対する強姦・児童ポルノ製造等事件(大阪)
22年12月から24年9月までの間、無職の男(42歳)は、女子児童が開設するブ
ログにアクセスしたり、男自身が開設するブログにアクセスさせたりして、悩み
事相談を受ける親切な人物を装って児童に接近し、小・中学生ら女子児童10人(11
歳~16歳)に対して性交等をしたほか、その状況をビデオカメラで撮影して児童
ポルノを製造した。
25年3月までに、男を児童買春・児童ポルノ禁止法違反等で検挙した。

 

(エ)ファイル共有ソフトを利用した児童ポルノ公然陳列事件(群馬)
25年6月から7月までの間、会社員の男(22歳)は、自宅のパソコンでファイル
共有ソフトを使用し、不特定多数のインターネット利用者が閲覧できるように児
童ポルノ画像約1000ファイルを公然と陳列した。
9月、男を児童買春・児童ポルノ禁止法違反で検挙した。

 

ウ その他の福祉犯事件

(ア)暴力団幹部等による児童福祉法違反事件(神奈川)
24年9月から10月までの間、暴力団幹部(40歳)らは、家出中の女子中学生(14
歳)に対し、「逃げたら家族にも迷惑がかかる。」などと脅して、幹部宅マンシ
ョンで生活することを強要し、出会い系サイト上で性交等の周旋を行って同児童
に売春をさせた。
25年6月、暴力団幹部ら3人を児童福祉法違反(淫行をさせる行為)で検挙し
た。

 

(イ)暴力団関係者等による児童福祉法違反等事件(福岡・大分)
23年11月から24年3月までの間、暴力団関係者(42歳)らは、インターネット
で友達を探していた家出中の無職少女(16歳)に対し、「買い物をしよう。」な
どと甘言を用いて誘い出し、児童をマンションに住まわせて監視した上、出会い
系サイト上で性交等の周旋を行って同児童に売春をさせた。
25年1月、暴力団関係者ら14人を児童福祉法違反(淫行をさせる行為)等で検
挙した。

 

(ウ)「女子高校生リフレ」経営者等による労働基準法違反事件(警視庁)
25年1月、いわゆる「女子高校生リフレ」を経営する男(43歳)らは、女子高
校生ら(15歳~17歳)を雇い入れ、狭い個室内で男性客に身体を密着させて手足
のマッサージ、添い寝等を行う業務に就かせた。
2月、男ら4人を労働基準法違反(有害業務の就業制限)で検挙した。

 

(エ)「ガールズバー」経営者等による風営法違反事件(神奈川)
24年11月及び25年3月、「ガールズバー」の経営者(50歳)らは、女子高校生
2人(16歳、17歳)をホステスとして雇い入れ、客の相手方となって酒を提供す
るとともに接待をさせた。
25年4月、経営者ら2人を風営法違反(無許可営業、年少者使用)で検挙した。

 

(オ)女子高校生に対する東京都青少年保護育成条例違反事件(警視庁)
25年4月、会社員の男(30歳)は、有料で女子高校生と散歩や食事などをする
「JKお散歩」店でアルバイトをしていた女子高校生(17歳)から、着用してい
た下着を買い受けるとともに、みだらな行為をした。
10月、男を東京都青少年の健全な育成に関する条例違反(着用済み下着等の買
受けの禁止、反倫理的な性交等の禁止)で検挙した。

警察庁発表資料 平成25年児童虐待及び福祉犯の検挙状況等より一部引用

 

これらは実際に平成25年に検挙された事件なので心して読みたい。

    
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