日本は韓国より政治的に遅れている。森友学園認可申請取り下げ

3月10日はいろいろと大きなニュースが飛び込んできた。

スーダンに派遣されていた「駆け付け警護」任務も付与されていた自衛隊が撤収すると決めたこと。森友学園理事長が会見し、森友学園の小学校の認可申請を取り下げたこと。お隣の韓国では朴槿恵(パククネ)大統領を罷免した。

自衛隊幹部も戸惑うほどの突然のスーダンからの撤収決定に、国会での森友学園問題紛糾をにらんだ与党の策であるとか、自衛隊で一人でもけが人が出たりすれば、内閣の支持率にもひびくという考えで、森友学園記者会見とぶつけるように大きなニュースとして流したという話もあった。

3月9日に動画を発表した森友学園の籠池理事長が10日、一転して、「『瑞穂の國記念小學院』の大阪府への認可申請を取り下げる」ということで、記者会見した。

これでもう森友問題が片付いたと思った人が世の中にはたくさんいると思う。でもずーっとこの問題をウォッチしてきた私はそんなことではないと思っている。

森友学園問題は学園の教育内容や経営状態、人脈、どれにも疑問が噴出した。話の焦点を学園の経営する園の教育内容にあわせるのか、国有地を格安で購入できた値引きの経緯が正当であったかということにあわせるのか、ゴミの処理の問題にあわせるのか、口利きがあったのかなかったのかにあわせるのか、国会議員や安倍夫妻との関係にあわせるのか、大阪府が特別なはからいで森友学園を認可相当と認めていたのはなぜかということにあわせるのか、認可にあたって申請していた森友学園の小学校建築金額が3通りもあったこと、森友学園の補助金取得やお金の流れにあわせるのかなどいろいろあり、枚挙にいとまがない。

森友学園はあまりにも問題が大きすぎて、どこになにが隠れているのかわからない巨大な山のようなのである。そして、少しでも森友学園に関わったすべての人が自分の方に火の粉がかかるのを恐れている。

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3月10日記者との一問一答

 

一番いい知恵を森友学園籠池理事長に授けたのは顧問弁護士である稲田防衛相のご主人かという質問に一瞬ひるんだ森友学園籠池理事長。森友学園は認可申請を取り下げる、政府は自衛隊をスーダンから引き上げる決定を同じ日にすることで世間を納得させる…3月9日の動画で、籠池理事長が「10年会っていないなんて2年前にある会合でお会いしているはず」と恨み節を言っている稲田朋美防衛相を明らかに指す言葉を言っている動画は削除して、3月10日は稲田夫妻の活躍によりこの問題に終止符が打たれるのか?

森友学園問題の様々な話の焦点の中心に流れるのは人脈と政治力だということ。
森友問題の原点 安倍・松井・籠池を結びつけた団体の正体 日刊ゲンダイ2017年3月10日

 

 

 

 

だから、今回籠池理事長の「小学校の認可申請を取り下げ」会見で森友学園問題が幕引きにされることを望んでいる人たちがたくさんいることは間違いないと思う。これで幕引きにしようとしているのは見え見えである。

通常であれば、国有地は取り上げられ、予定していた補助金も出ず、巨額の建築費用など、森友学園は負債を抱えてしまうはずだが、そうならないような道筋さえもうつけられているのだろうか。余裕さえ感じられる会見に疑問が残った。籠池氏の動画は3月9日と10日で変わりすぎだと思った。(3月9日動画はこちら

ああ、いままで籠池理事長が言っていた「不動産屋さん」というのは鴻池議員のことだったんか…。これって結構重要な発言ではないだろうかとびっくり。あと長男さんのお話が籠池さんにそっくりでびっくりしたわ。

朴大統領罷免、韓国は国民の力がすごい。政治に対する関心の高さはデモに集まる人の数の多さを見れば一目瞭然。さらに司法と政治がきっちりと切り離されていることがわかる。日本はどうなってるのだろう。司法は動かず、現政権を揺るがす大スキャンダルであるにもかかわらず、メディアの追及も弱い。テレビばかりを見ている国民の多くは、森友学園の教育内容には興味があっても、政治力が働いたであろう事については興味がないように思える。

韓国の方が日本より政治については先進国だと思った次第。

    

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