緩和ケアという病棟を知る。

主人の父が緩和ケアを受けることになった。そのために転院したのだが、転院先の先生のお話がとても印象的だった。

いままでの医療とは違った形の医療が緩和ケアで、延命の治療は行わないけれど、がんの末期の痛みなどから解放させるために麻薬を使って本人を助けるケアをする病棟。延命を目的としている普通の病院とは違う病棟であり、患者さんの苦痛をなくすことに重点をおいているため、基本的には本人の望まないことはしないように、いままで充分に病気と闘ってきた患者さんにさらに負担になるようなことをしないという。

だから血液検査もしないし、食事がとれなくなったからといって、点滴もしない。注射や点滴するときに指す針の痛みだって苦痛だから。

患者さん本人が「先生、食事とれないのに点滴してくれないの?」というようなら、点滴はするけれど、それ以外本人の望まない限りしないという方針だという。延命ではなく、痛みの緩和こそが最優先される病棟である。そのため、食事も食べたいものが食べられるらしい。治療に重きを置くと断られるものについても甘いものでもなんでもOKだという。(ただし、病院であるため、お酒に限っては許されない)最期の時を迎えたとしても、心臓マッサージなどしない。本人の苦痛を伸ばすだけの行為だからというお話であった。

緩和ケア病棟は、患者さんの状態をみながら痛みを抑える薬を処方することと、患者さんの希望をかなえられるようにすることをメインにしているようであること。先生のお話を聞いて、私も最期はこういう病院に入りたいと思った。

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昔は痛みの点で「がんで亡くなる」ということがいやだという人が多かったが、痛みの調整は病院でおこなってくれるという。だからその部分では痛みを感じないで最期を迎えることができると思うとおっしゃっていた。

延命することが第一義とされるのではなく、本人の痛みをとりのぞくことと本人の意思が最優先される病棟が一般の病院の中にあることに驚いたとともに、そういうところに父が入れたことはよかったと思った。最期の尊厳を守ってくれる病棟なのだなと思う。

緩和ケアという病棟はすべての病院にあるわけではないらしい。いま、がんで亡くなる人が増えている時代、こういう「緩和ケア」病棟が増えるといいなと思う。

緩和ケアとは八潮中央総合病院藤城儀幸副院長のお話

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