NHK 2017年「原発事故7年目 甲状腺検査はいま」を見た。

福島県の甲状腺検査についてのNHKの特集を見た。
2011年3月の事故が起こったとき、子供であった38万人に甲状腺検査を実施したもので結果、福島県の甲状腺がんの子供の人数が他と比べて多くみつかっているのに「原発事故由来とはいえない」と結論が出ることだけがいつも印象的であった。

しかし、このVTRを見ると、福島県が甲状腺検査を行おうとしたのは、加害者側である国や東電が調査をしようといってきていたけれどもそれでは正しい結果が出るとは思えないということから県が責任を持って行うこととしたというのである。さらに、チェルノブイリの原発事故後3年くらいから甲状腺がんになる子供たちが増えたことから、当初の計画では3年後から検査を行う予定であった。しかし、事故後の放射線量が高く、その中で日常生活を送る子供たちの親から不安の声があがったため、前倒しして始めたということらしい。

県も県民や子どもたちのためを思ってやっていることなのである。

大人では、甲状腺がんでも手術の必要のないがんもあるという。子どもの場合も大きさによっては手術の必要がないものもあるのかもしれないけれど、子供は体が成長していくため、大人の甲状腺がんとは全く別物であり、比較することもできないという。さらに、子供の場合は症例が少なく、資料がない。だからリンパ節に転移することも考えられるとして早期発見で摘出する手術が行われる。しかし成長を促すホルモンを出す甲状腺を摘出することで、体調が悪くなる場合もあり、過剰な診断で必要のない手術をしている場合があるのではないかという指摘もある。

世界的には甲状腺がんの検査をすることはあまり意味がないとされているという。

みんなが子供のためを思ってやっていることなのだが、検査をすることでがんが見つかり、手術をしたことで体調不良になった人はもとの体に戻してくれ、検査なんてなぜしたのだという。でも、検査をしないで、ある日突然自覚症状が出て、甲状腺がんが見つかったという場合なら、なぜ検査をして経過をみてくれなかったのかとも言うだろう。

甲状腺検査はみんなが福島県の子供たちのことを思って始めたことなのだが、果たして今後どうすべきかという問題も含んでおり、ニュースでみる数字だけでは計れない多くの人のいろいろな想いがあることがわかった。

どうすればいいのかという答えはないけれども、少なくともなぜ子どもたちの甲状腺検査を始めたのかということを考えると

原発事故が起こったから…なのである。だから結論に「原発事故の影響とはいえない」というのはいかがなものだろうと強く思う。

https://www.youtube.com/watch?v=ovWzk2ExjTs

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