福島第一原発事故放射能汚染処理水を水で薄めて海に流す?
最近、首都圏の水道水について、セシウムなどの放射能を含む割合が今年2月から5月までと比べると2倍以上になっているという記事を読んだ。記事では葛飾区の水道から出る水を測定している。http://cdcreation.grupo.jp/blog/2315680
毎日東電の発表を見たり、聞いたりしていた日があったのに、事故から7年経った今、テレビのニュースでも殆ど福島第一原発事故の話は取り上げない。人々の意識から福島第一原発事故や放射能のことが希薄になってきている。
それに乗じて、東電は、あふれる放射能汚染水の処理に困り、結局海洋放出を行うなんてこと言い出している。さらに、↓のニュースでは海洋に流す前に水で薄めて流すかも。水でうすめようが、放射性物質の量が変わるわけではないのに。
福島第一原発から出た汚染水に一度機械を通した水を浄化した処理水といっているが、その浄化水にも排水の法令基準値を上回る放射性物資が残留しているという。そのことに関して原子力規制員会の委員長が視察を行い発言したという。
「水でうすめれば同じである。べつに再度浄化が必要とは思わない」と。
そんなことしたら日本の海は墓場になってしまうのでは?
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20181006-313664.php 福島民友
東京五輪が近づいてきている今、福島第一原発事故の現状についてテレビで報じることはタブーなのだろうか。
史上最悪の事故であった福島第一原発事故では、炉心溶融が起こり、人が秒殺で即死する程の放射能を発するデブリが地下にもぐりこんでしまっていて取り出せない。この元凶を取り出すには、放射能に負けないロボットを作るしか道はないので今後相当の時間が必要となることは目に見えている。だから、見たくない。言いたくないのはわかる気がする。
何より子供たちに申し訳が立たない。日本という国が汚染されてしまって…。
私も福島第一原発事故のことを考えると気が重くなり、未来が見えないために暗い気持ちになる。
だから、目をそむけてしまうんだろうね。
とにかく、「アンダーコントロール」でもなんでもないし。東京オリンピックを嘘ついて招致したのは間違いでしょ。
事故後、7年でもう汚染処理水(浄化水)を海に放出したいと言い出している。デブリがそこにある限り、汚染水は出てくるし、人の力ではどうにもならない。
でもいま、未来が少しでも良くなるように大人は努力すべきではないだろうか。
それが7年後の海洋放出でいいのかという話。
タグ:放射能汚染水
失礼します。
私はこの7年間、ずっと原発事故の記事を見てきました。
もはや日課のようになっていて、忘れたことなどありません。
原発事故の影響についても、色々なデータを見てきました。
汚染水の海洋放出についてですが、今は風評被害を危惧する漁業関係者から反対されていますが、いずれ海洋放出するしかなくなります。
いくら溜め込んでも、増える一方ですから。
「水で薄めても放射性物質の量が変わるわけではない」と主張されていますが、放射性物質とはものすごく小さい粒のようなモノです。
わかりやすく言うなら、塩水と同じです。
「水で薄めても塩の量が変わるわけではないから意味がない」と言って、薄めずに飲む人はいないと思います。
海洋放出に反対する人は多いでしょうが、他に方法がない以上、時間の問題でしかありません。